転倒によるケガを防ぐには?
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昔から子どもにケガはつきものと言われますが、
昨今、首から上(頭部)にケガをする子どもの割合が増えています。
日本スポーツ振興センターのまとめでは、
(少し以前のデータになりますが)2012年度、全国の保育園や幼稚園で、
幼児がケガをしたケースのおよそ半数が“顔のケガ”のようでした。
データ上では、20年前と比べて、およそ10ポイントも増加しているとのことでした。
なかには転んでドアにぶつかって額に大ケガをしたり、
転んで顔を打って鼻の骨を折ったりするなど、大きな事故も起きています。
なぜ、このような事故が起きやすくなっているのでしょうか?
スポーツ指導の現場での経験では、
『“足”から上手に着地できない』
『バランスが悪い』
『手がつけない』
『身体を丸くできない』
ことに理由があるように強く感じます。
「転倒時に頭から倒れてしまう・・・」
これは、サッカーのような身体接触を伴うスポーツをする子どもはもちろんですが、
日常の外遊びや体育の授業でも起こり得るリスクです。
大人は、これをどのように改善していくか、緊急課題であるように感じます。
話は逸れてしまいますが・・・
現在、フランスでは、サッカーのヨーロッパ№1の国を決める、EURO2016が開催されています。その中の1シーンを抜き出しましたので、ご参照ください。
紺⑥と白⑪が、ゲーム中のボールの奪い合いのシーンで、激しい接触を起こします。
注目したいポイントです。。。
1.転倒直前に⑥が、地面に『手をつく』準備を始めています。
2.⑥は左手から着地した後、左側面から「横転」する形で、衝撃をいなしています。
3.⑪は相手と交錯しながら、「後転」の姿勢になります。
4.後頭部が地面と強打することを防ぐため、アゴを引き『上半身を丸く』し始めています。
この後⑪は、正に“マットでの後転運動”をして、事なきを得ます。
確かに、この画像のようなレベルの試合は、限界に近いスピード、強度で行われています。
(画像のように)普段ではあり得ないような、激しい接触もあります。
しかし、このシーンの後のように、大きなケガもなくプレーを続行できるのは、なぜでしょうか?
この舞台に出場するプレーヤーは、間違いなく世界的なトップアスリートです。
当然、身体も頑強であることは間違いありません。
ただ・・・
注目しなければいけないのは、激しい接触の中、瞬時に『身を守る術』を繰り出していることです。しかし、その術とは何も特別なことではなく、
とても“基本的なこと”で、
『手をつく』
『身体を丸くする』
などです。
子どもの頃に、ぜひ習得したい技術です。
アレグランでは、このようなことに着目したプログラムを日々展開しています! ↓↓↓