Road to Russia ~第3節/第4節~

October 5, 2016

いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます!

 

 

さて、サッカー日本代表のワールドカップへの“第二章”が近づいてきました。

 

その日本代表は、先日発表されましたアジア最終予選のイラク戦(10/6@埼玉)と

オーストラリア戦(10/11@メルボルン)に臨みますメンバーから、

FW登録の宇佐美貴史 選手と武藤嘉紀 選手がケガのため不参加となり、

代わって同じFWの「齋藤学 選手(横浜F・マリノス)」が招集されました。

※その詳しくは、前々回の記事をご確認ください。➠Road to Russia ~10/6,10/11メンバー発表~

 

このたび変更で招集されました、齋藤 選手ですが、

なんといっても特徴は、スピードを落とさずに小刻みなタッチで相手を翻弄する“ドリブル”です。

1対1の場面で積極的に相手にしかけて、ゴール付近でチャンスを演出します。

所属の横浜F・マリノスの試合でも齋藤選手のドリブルで、

今シーズンも多くの決定機が生まれています。

「速いドリブル」、そして、「一瞬のすきを突いての正確なパスやシュート」・・・

日本代表の大きな武器になり得ます。

 

 

ところで、このたびの日本代表の相手は、イラクとオーストラリアです。

この両国とはアジアの大会、世界大会の予選の舞台で、これまでも幾度となく対戦してきました。

 

最終予選前に、この2つの国について調べてみました。

 

 

 

【イラク代表】

 

 

 

 

 

 

『サッカーが国民的スポーツであるイラク』

1986年のメキシコW杯初出場と並ぶ“栄光”と評されるのが、

2007年のアジアカップ優勝です。

当時の米軍侵攻によってフセイン独裁政権が崩壊後、イスラム教の宗派間抗争が激化する中、

代表チームは、国の再建に苦闘するイラク国民に勇気を与えました。

現在のU-23世代も当時の代表に憧れ、背中を追うように国際試合で好成績を収めました。「2013年のU-20W杯で4位」

「2014年のU-22アジア選手権制覇」・・・

 

サッカー評論家のハッサニ・ムバラク氏は、

「貧困街の出身者が多く、ハングリー精神が強い。団結力があるのも特徴だ」

と評しました。

 

そのイラク代表の、注目プレーヤーをピックアップします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユニス・マフムード選手とアリ・アドナン選手

 

◎アリ・アドナン選手(アリ・アドナン・カディム・ナシール・アル=タメーミ)

2013年に、「アジア年間最優秀ユース選手賞」を受賞。

現在、22歳の若手で、イタリアセリエAのウディネーゼでプレーしています。

これは、イラクのサッカープレーヤーとしては初めての、『イタリアのクラブへの移籍』でした。

アドナン選手は、攻撃的な左サイドバックで、

強いフィジカルと強烈な長距離のシュート能力を持ち合わせています。

185㎝の高身長と強い体を持ちながらもスピードに長け、

イラクのカウンター攻撃を具現化するプレーヤーです。

ちなみに、そのプレースタイルからトルコメディアには、

「ガレス・ベイルの再来」

「アジアのガレス・ベイル」等と称されています。

(*ガレス・ベイル 選手…レアル・マドリード・ウェールズ代表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、守備面でも要所で強さを発揮し、

“イラクの未来のスター”との呼び声も高いプレーヤーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎ユニス・マフムード選手(ユーニス・マフムード・ハレフ)

代表100キャプ以上を誇る、

イラク黄金世代(アテネ五輪4位)の背番号10番を背負ったプレーヤーです。

現在、33歳のベテランのエースストライカーですが、

キャプテンを務めたアジアカップ2007では、高原直泰 選手、ヤセル・アル・カフタニ選手と並び

4ゴールで得点王を獲得し、イラク初優勝の立役者としてMVPを受賞。

この活躍もあり『バロンドール(世界最優秀選手)の候補』に挙がり、

2ポイント相当の4位票を獲得。

これはアジア人として初めて獲得したポイントでした。

また、ヨーロッパのサッカー専門メディア、ゴールドットコムにより

『2000年代アジア・ベスト11』に選定されています。

 

 

イラク代表が最近出場した国際大会のリオデジャネイロオリンピックでは、

「0勝3分け0敗」の3位の成績でした。

ちなみに、“優勝”したブラジルに0-0の引き分け。

 

今回のメンバーは若く、8割がオリンピックを経験しています。(*10/5 ハリルホジッチ監督談)

 

決して侮れない相手です。

 

 

 

【オーストラリア代表】

 

 

 

 

 

 

『最終予選グループBの最大の壁』

このグループ最大の試合と考えられているのが、

10月11日のアウェーのオーストラリア戦です。

協会側もここを重要視しており、まず会場となるスタジアムを慎重に選定していました。

そして複数の入札の末、最終的にはメルボルンの「ドックランズ・スタジアム」に決定。

 

では、オーストラリア戦について、少し詳しく解説します。

 

《ドックランズ・スタジアムとは?》

オーストラリア・メルボルンの都心西隣の、ドックランズ地区にある開閉式ドームスタジアムです。(*屋根は反った長方形であり、形状的にはドームではありません)

ちなみに、競技面上38メートルの屋根は、東西方向に“8分間で開閉できる”そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2000年3月9日に開場。

AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)試合時の収容人員は 53,355人。

サッカーにおいては、メルボルン・ヴィクトリーが使用。

他にもクリケット、オーストラリアンフットボールなどで使われています。

開閉式の屋根、その不規則な向きによって日照不足に陥りやすく、

芝の状況が悪化しがちという欠点が指摘されているものの、

同国屈指のスタジアムと評価されています。

 

《オーストラリアは、なぜ“アジア”?》

オーストラリア代表の属するオセアニア地区は、

長年ワールドカップ予選において、地区予選後にヨーロッパや南アメリカ、

またはアジアと大陸間プレーオフを行うことで本大会への出場権が決定されていました。

いずれも各地区予選で惜しくも漏れ敗者復活に懸ける強豪国と対戦することが多く、

オーストラリアサッカー連盟はアジアサッカー連盟(AFC)への加入を求めていましたが、

この訴えは、国際サッカー連盟(FIFA)により拒否されてきました。

 

AFCへの転籍にはオセアニアサッカー連盟(OFC)とAFC双方の了解が必要でしたが、

オーストラリアサッカー連盟は政府の後押しを受け、念入りにロビー活動を展開。

2005年3月23日にAFC執行委員会は、

全会一致でオーストラリアサッカー連盟のAFC入会を承認しました。

 

ワールドカップ本大会には、1974年ドイツ大会で初出場。

その後は、しばらく本大会には出場できないことが続き(*理由は前述の通りです)、

ようやく2006年、32年ぶりにワールドカップの舞台に戻ってきます。

(◎奇しくも、32年ぶりの“ドイツ大会”でした)

その2回目の出場となったドイツ大会では、グループリーグで日本を破り、

『最終成績はベスト16』。

それからは、3大会連続で本大会出場を果たします。

 

そのオーストラリア代表の、注目プレーヤーをピックアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティム・ケーヒル選手とマッシモ・ルオンゴ選手

 

◎マッシモ・ルオンゴ選手(マッシモ・コーリー・ルオンゴ)

オーストラリア代表としてAFCアジアカップ2015の全6試合に先発出場し、

開幕戦のクウェート戦と、決勝の韓国戦で得点を挙げ、

オーストラリア代表のアジアカップ初優勝に貢献。

『大会最優秀選手』にも選ばれました。

現在、24歳になったばかりの期待の若手プレーヤーです。

豊富な運動量と屈強なフィジカルがありながら、それでいて足下の技術があります。

ドリブルによる突破でサイドの深い位置まで侵入し、

そこからの折り返しなどで数々の好機を演出しています。

代表監督からの信頼も厚く、“中盤における攻守の要”として不動の地位を確立。

新世代の旗頭として、チームをけん引しています。

現在、イングランドのプロサッカーリーグの最上位であるプレミアリーグの一つ下の

「フットボールリーグ・チャンピオンシップ(実質2部相当)」の

クイーンズ・パーク・レンジャーズFCでプレーしています。

 

9月1日に行われましたアジア最終予選の初戦のカードは、

このたびの日本代表の相手同士の対決、

“オーストラリアvs.イラク”でした。(*2-0でオーストラリアの勝利)

その試合で、オーストラリア代表の先制点を決めたのがルオンゴ選手でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎ティム・ケーヒル選手(ティモシー・フィリガ・ケーヒル)

オーストラリア代表ではワールドカップ3大会とアジアカップ3大会に出場。

同国代表の通算得点記録の保持者です。

また、2014年大会終了時でワールドカップ通算5ゴールはAFCのプレーヤーとしては単独最多。

高いジャンプ力を生かした正確なヘディングを武器とし、

ペナルティエリア内で相手の脅威となります。

2006年のドイツワールドカップのグループステージでは、

グループリーグ初戦の日本戦後半(53分)から途中出場し、

84分に同点ゴール、89分に逆転ゴールを決めました。

2009年6月17日に開催された、南アフリカW杯アジア最終予選の日本戦でも2ゴール。

さらに、2014年11月18日の国際親善試合(@大阪・長居スタジアム *2-1で日本勝利)

でも、後半アディショナルタイムにゴールを決めました。

ケーヒル選手の日本戦での成績を見てみますと、8戦5得点となっています。

 

正に日本の脅威となるプレーヤーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登録メンバーの所属先の内訳は・・・

 ◎欧州:16人

 ◎中国サッカー・スーパーリーグ:3人

 ◎Jリーグ(日本):1人 *ネイサン・バーンズ選手(FC東京)

 ◎オーストラリア:1人

 ◎UAE:1人

“世界を知っている”プレーヤーの集まりです。

 

名実ともに、このグループの日本の最強のライバルです。

 

 

2016年9月15日に発表された最新のFIFAランキングでは・・・

 イラクは128位(19位)

 オーストラリアは45位(2位)

 日本は56位(6位)

 *( )内順位は、アジアサッカー連盟内での順位です。

 

FIFAランキングは、実際戦ってみないと、分かりません。

これまでランキングの差が、勝敗に全く同じように反映されたことは、ほとんどありません。

最終予選に残った国々はどこも力を持っています。

そして、どこの国にもチャンスがあります。

 

 

 

大きな舞台になればなるほど、勝負は技術だけにとどまらない。

人間そのものの対決になる。

 

上の言葉は、競技は異なりますが、日本を代表する一流の指導者、

(元プロ野球選手・監督)野村克也氏の言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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