

タイトネス ~筋の柔軟性の問題~
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! 「あなたは、しゃがめますか?」 という問いに、 「そんなこと、簡単ですよ!」 という答えが、すぐに返ってくることでしょう。 しかし・・・ 『お尻を完全に下まで下ろして、踵(かかと)を地面から離さないで』 という注文をつけますと “できない” ということになる人が多いかと思います。 今回のタイトルは、 『タイトネス』。 この聞き慣れない言葉を、近年の子どもたちの現状も交えて書きたいと思います。 長年、運動指導をしていますと、 時代の変化と共に子どもたちの異変に気づかされる時が多々あります。 例えばそれは、ウォーミングアップの準備運動の様子を見ても明らかです。 📷 〚脚を揃えての屈伸〛 〚深い伸脚〛 これらを実施しようとすると、途端に顔をゆがめる子どもたち・・・。 そして、時に後ろに尻もちをつく場合もあります。 このは、なぜ起こるでしょうか? これらはつまり、脚の筋肉が硬いために起こります。 例えば、写真のような“アヒル歩き”をした場合、 運動器が適切に働かないと、重心を前にもっていけません


ひざの痛み -オスグッド・シュラッター病- “原因その2”
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! さて、オスグッドシュラッター病について、その原因を考えたいと思います。 成長期に起こりやすい、ひざ下の痛み・・・ これが「オスグッド・シュラッター病(*以下オスグッド)」でした。 ※その詳しくは、これまでの記事をご確認ください。 ➠ひざの痛み -オスグッド・シュラッター病- ひざの痛み -オスグッド・シュラッター病- “原因その1” ひざ下にある、すねの上部の骨を引っ張っている原因となっているのが、 大腿四頭筋(太もも前側)の筋肉です。 この太もも前の筋肉が、硬直している元となっているもの ① 高強度のひざの曲げ伸ばし運動を行っている ② 太もも前側が緊張する姿勢や動作を行っている まずは、この2つを確認していただくことをお勧めしました。 では、それ以外はないのでしょうか? 今回は、「意外と気がつきにくい部分」にスポットを当てたいと思います。 前回も書きましたが、 「ひざの曲げ伸ばしを行わないスポーツは、ほとんどありません」 陸上で行うどのスポーツも、大半が走ることを基本にしている


ストレッチとは?
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! さて、健康づくり、または、競技スポーツの前後に行います『ストレッチ』について、 今回はその序章について書きたいと思います。 まずストレッチとは? 一般的には、ストレッチ運動(英:stretching exercise)のことを指します。 スポーツや医療の分野においてストレッチとは、 筋肉を良好な状態にする目的で、その筋肉を“引っ張り、伸ばす”ことをいいます。 主には、『筋肉の柔軟性を高め、関節可動域を広げる』ことですが、 他に、「全身の血行の促進」、また、「呼吸を整えたり」、「精神的な緊張を解いたり」する といった心身のコンディション作りにもつながるなど、 スポーツの場面だけにとどまらず、日常生活の面においても、多くのメリットをもたらします。 このたびは、スポーツの場面におけるストレッチに焦点を当てて書きたいと思います。 【ストレッチの効果】 「ストレッチ」という言葉は、 1960年頃にアメリカで発表されたスポーツ科学の論文中で使われ始め、 1970年代後半より急速に概念が広がりました。


Road to Russia ~第3節の結果と第4節~
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! ワールドカップアジア最終予選、第3節の結果を報告いたします。 日本は、絶対に負けられないホームで、からくも勝ち点3を死守。 アジア代表の座にまた一歩、歩みを進めました。 では、他の国の試合結果も含めて、第3節を確認してみましょう。 《2016年10月6日 》 ◎グループA ウズベキスタン 0-1 イラン 中国 0-1 シリア 韓国 3-2 カタール ◎グループB サウジアラビア 2-2 オーストラリア アラブ首長国連邦(UAE) 3-1 タイ 日本 2-1 イラク ◆各グループ上位2ヶ国が、W杯出場権を獲得します。 グループ3位同士は、アジアプレーオフを行い、 勝利チームが北中米カリブ海予選4位チームとの大陸間プレーオフに回ります。 日本代表は、前半26分に右からのクロスボールを、中央に走り込んだ原口選手が、 相手GK鼻先でコースを変える、巧みなゴールで先制。 その後、相手にセットプレー(←左からのFKを中央でヘディング)から同点に追いつかれるも、 後半アディショナルタイム(*90分+5分


Road to Russia ~第3節/第4節~
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! さて、サッカー日本代表のワールドカップへの“第二章”が近づいてきました。 その日本代表は、先日発表されましたアジア最終予選のイラク戦(10/6@埼玉)と オーストラリア戦(10/11@メルボルン)に臨みますメンバーから、 FW登録の宇佐美貴史 選手と武藤嘉紀 選手がケガのため不参加となり、 代わって同じFWの「齋藤学 選手(横浜F・マリノス)」が招集されました。 ※その詳しくは、前々回の記事をご確認ください。➠Road to Russia ~10/6,10/11メンバー発表~ このたび変更で招集されました、齋藤 選手ですが、 なんといっても特徴は、スピードを落とさずに小刻みなタッチで相手を翻弄する“ドリブル”です。 1対1の場面で積極的に相手にしかけて、ゴール付近でチャンスを演出します。 所属の横浜F・マリノスの試合でも齋藤選手のドリブルで、 今シーズンも多くの決定機が生まれています。 「速いドリブル」、そして、「一瞬のすきを突いての正確なパスやシュート」・・・ 日本代表の大きな武器になり


ひざの痛み -オスグッド・シュラッター病- “原因その1”
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます! 成長期に起こりやすい、ひざ下の痛み・・・ これが「オスグッド・シュラッター病(*以下オスグッド)」でした。 ※その詳しくは、前回の記事をご確認ください。 ➠ひざの痛み -オスグッド・シュラッター病- ひざ下にある、すねの上部の骨を引っ張っている原因となっているのが、 大腿四頭筋(太もも前側)の筋肉です。 この太もも前の筋肉が、硬直している元となっているのは、 一体何でしょうか? まず考えられるのが、 ① 高強度のひざの曲げ伸ばし運動を行っている ② 太もも前側が緊張する姿勢や動作を行っている この2つをまずは確認する必要があります。 「ひざの曲げ伸ばしを行わないスポーツは、ほとんどありません」 つまり、陸上で行うどのスポーツも大半が走ることを基本にしているからです。 “走ること=ひざ”を使います。 成長期に限らず、 運動後は、特に“太ももの表裏の筋肉”は、入念にストレッチする必要があります。 ただし、それ以上に気をつけなければいけないことは、 以下のような 「目的から離れたトレーニング