転倒・・・しない!

July 18, 2016

いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます!

 

 

いきなりですが・・・サッカーの世界最優秀選手の動作をご確認ください。

(サッカーが好きな方も普段興味のない方も、ぜひ下の写真を観てください)

 

下の連続写真(※ライトグリーンのユニフォーム選手)は、

多くの方が、“カッコよさ”でご存知かと思いますが・・・

あの、「C.ロナウド選手(ポルトガル代表)」です。

 

華麗なドリブル、そして豪快なゴールが魅力的な、

正に世界を代表する、スター選手の一人です。

 

[◇2016ヨーロッパ選手権 準決勝 ポルトガル vs. ウェールズ]

 ロナウド選手から見て、左側からきたボールを相手(5番)と競り合いながら、

ヘディングして、見事ゴールを決めたシーンです。

 

注目したいのは、空中でバランスを崩した相手に対して、

「ロナウド選手はバランスを崩していません」。

 

そして、両足でしっかりと安定して着地しています!

 

このシーンは、相手は少し不利な体勢から飛び込んできましたので、

(相手選手は)大きくバランスを崩していますが・・・

それにしても、ロナウド選手の一連の動作が、“見事な姿勢”で行われています。

 

これでは、ロナウド選手は大きなケガをすることはありませんね。

 

やはり、ロナウド選手は、

“あの”見た目から強靭な肉体があるから

当然でしょうね・・・

 

と、考えないでください!


ロナウド選手の「体の中」で、

“何が”起こっていたかです!!

 

今回は、その部分に焦点を当ててみたいと思います。

 

 

大人のようにスムーズに歩くためには、重心を体の真ん中に保つことが必要です。

2歳頃になると、身体のバランス感覚が発達するといわれていますので、

斜めの姿勢になり、重心が多少前後にずれてしまっても、

バランスを調整して元に戻せるようになります。

したがって、歩くのも上手になります。

 

そして、脚の筋力もついて、両足でジャンプできるようになってきます。

活発な子どもは、少しの段差から跳び下りたりし始めます。

 

先週の“東海市立保育園保育士研修会”の3歳児さんの回の中でも、

現場の保育士の先生方から、次のようなご質問をいただきました。

 

「ご相談です・・・3歳児で跳び箱の5段を登り、ジャンプして遊んでいることがあり、

子どもは喜んでいるが、身体的に好ましい運動か否かということについてご意見をお願いします」

 

まず、跳び箱ですが、

“文部科学省規格品”には、小型・中型・大型の3サイズがありますので、

実際の“跳び箱5段”とは小型タイプで、この場合ですと高さは70cmになります。

 

厚生労働省の最近のデータでは、3歳児さんは次のような体つきをしています。

【3歳6か月の平均】

 🚹男の子 体重:15.0kg 身長:97.2cm

 🚺女の子 体重:14.5kg 身長:96.2cm

 

「3歳児がこの高さから跳び降りたら危険か否かということ・・・」

“こうです”と、断言することは、正直なところ難しいです。

 

それは、

『跳び下りる地面』や『子どもの特徴(運動能力、体つきや栄養状態)』に、

大いに関係してくるからです。

遊びを実施(ジャンプ)前にとても大切になってきますことは、次の2つです。

❶「着地する場所」の安全面が確保されているか

❷「高さがない」また「低い高さ」の所での着地の経験(基礎的な意識や技術)ができているか

 

そして、

具体的に意識したいところは、次の2つです。

①ジャンプしている際の“感覚”(空中でのバランス)

②着地までのところでの“姿勢づくり”(◎片足⇒ではなく⇒両足)

人間の身体の動きは、筋肉で為されていますが、

 

幼児期、小学生の時期には筋肉を鍛えるという感覚ではなく、

筋肉に「動かす刺激」をいかに与えるかに留意していただきたいと思います。

 

運動については、

(発育発達の観点から)第2次成長以前に、

筋肉を肥大させることを中心に考えるべきではありません。

 

強調したい点は、

「“動力”である筋肉の大きさや強さではなく」、

「“伝達装置(回路)”である神経系をきちんと作っておくこと」

です。

 

『さまざまな動きを行い』

『いろいろな刺激を与える』

 

ことで、いろいろなパターンの神経刺激を経験させることが大切です。

 

公園には、運動能力を養う魅力的な遊具もあります。

プールも、気持ちの良い季節になりました。

屋外でたくさん身体を動かし、バランスの力を養いましょう!

 

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